「ずっとそばにいる、約束する」
そんな冗談みたいな約束をずっと守ってくれたから、おそらく、私は──。
ひとりふたり色どり
運命は曇りがち
傷心を塗り潰す
ここは孤独のないところ
いびつであるために
ぼけた境界が愛しくて苦しい
ひとりとひとり
ガラスでできた幸福
溢れる独占欲
抱いた感情の答え
滲みきった物語
容易く手放すなんて
甘く、とろけるような
ひとりふたり色どり
※小話
転がされているのは
いつか、もし